心理学を学びたいという人は増え続け、とくにカウンセラーになりたいという人が増えているようです。
心理カウンセラーとはどのような仕事で、どのような姿勢が求められるのでしょうか?
心の病いを癒す心理カウンセラーという仕事
カウンセリングの発展に重要な貢献をしたロジャーズは「カウンセラーの3条件」をあげています
- 無条件の肯定的配慮
- 共感的理解
- 純粋性
さらに大切なのは「相手の話をいかに上手く聴くか(傾聴)」というカウンセラーとしての技術です。
カウンセリングの技法もありますが、素人が実践することをユングの心理学の第一人者の河合隼雄氏はオススメしていません。
彼は一生を心理学に費やしましたが「他人の心はわからない」と言うほど、素人がカウンセリングを行うことは非常に難しく危険であると予想されます。ですから、当サイトでもカウンセリング方法の詳細には触れません。
心理学に関する仕事には何がある?
- 教育関係…スクールカウンセラーとして活躍
- 医療関係…精神科、小児科、心療内科などにおいて心理アセスメントや心理療法を実践したりする
- 福祉関係…児童相談所で子どもの心のケアーを行ったり、各都道府県の女性相談所でDVや夫婦関係の問題などの相談に応じている
- 産業関係…企業内にある健康管理室などで従業員の精神的ケアー、キャリアカウンセリングなどを実践している
- 司法関係…警察の少年相談、家庭裁判所の調査、観察、少年鑑別所における心理鑑別、面接、指導などの仕事をしている
また、心理学関係の認定資格には臨床心理士、学校心理士、認定カウンセラー、臨床発達心理士などがあります。
心理カウンセラーの資格をとるには?
心理カウンセラーになるために必須の資格はありませんが、資格を持っていることでカウンセラーとしての知識・技術を証明することはできます。
まずは、あなたがどの分野で、どのようなカウンセラーになりたいか?を決める必要があります。
目標を設定し逆算するイメージです。
資格といっても、通信制で取れるもの、通学しないと取れないものもありハッキリと目標は決めたいところです。
こちらのサイトで心理カウンセラーの種類や条件など解説されています。
https://careena-ny.com/shakaijin-to-be-counselor/
まとめ
心理カウンセラーのお仕事の給料も気になるかもしれませんが、個人的にはお金のためにする仕事ではないと思います。
冒頭でも述べましたが
- 無条件の肯定的配慮
- 共感的理解
- 純粋性
以上のような「心理カウンセラー」としての適正があると思います。
本業を別に持ち、心理テクニックとして通信制で学ぶのもいいでしょう。
最終的な目標を設定し、正しい進路を選択しましょう。